平成28年度情宣

44 多事多端

平成29年9月26日
NHKのネット受信料見送り。受信料制度検討委員会の「公平負担の徹底について」の答申。日本郵便非正規19万人、待遇差違法判決。北朝鮮の水爆実験。安倍総理衆院解散表明など、ここ数日間慌ただしいニュースが続いています。日本郵便の20条裁判は他社にも大きな影響があると予想されますが、かつて旧郵政省管轄のNHKも、NHKで働く非正規労働者、個人委託者の働かせ方について真剣に見直してもらいたい。

ネット受信料見送りについてですが、高市前総務大臣の一声や視聴者など多角的な意見を加味しての判断でしょう。個人的には適切な判断だったと思います。

受信料公平負担の徹底に対する答申を見ましたが、訪問員不要の徴収方法も検討しているようです。ようするに訪問はクレームが多く、夜遅く来られて迷惑だ。時代にそぐわない。今後のプランによっては、私たち訪問員は将来お払い箱のような内容でした。かつて、どーも君シールを子どもたちに配り、地域ふれあいに徹した良識ある地域スタッフはもういません。悪徳法人の衛星取次詐欺の横行など、視聴者への迷惑を顧みず営利に走りすぎた結果でもあります。

答申での方向性はと言うと、プランAの罰則化、若しくはプランBのすでに受信規約にある割増金の実施のいずれかを検討しているようです。プランAに向かう場合、強制力が現在と比較できないほど強力になりますので、おそらく訪問員はほとんど必要となくなるでしょう。しかし、時の国家権力者の影響を受けやしないか危惧します。NHKは過去、戦争のためにプロパガンダとして利用された歴史があります。罰則化については、視聴者の意見もそうですが、過去の黒歴史も含め慎重に検討してもらいたい。

そういった危惧も加味すると、プランBの方向性が国家から自主自立している分、幾分か現実味があります。どちらにせよ、最前線で働く私たちの実感としては、公平負担の徹底と並行し、高齢者、低所得者、障害者への更なる減額が必要ではないかと思います。日々の活動の中で、国民年金の支給が月3万円~6万円で生活している高齢者もよく見かけます。そういった方々にもNHKはクローズアップしてもらい、受信料額を調整してもらいたい。

上半期もあと数日になりました。NHK営業職員から毎日何枚もFAXが送られ、激励の電話が頻繁に来ます。個人的には、そういう激励よりも、職員さんと現場のスタッフが頻繁に帯同し、営業の質や信頼関係を高めていくべきではないかと思います。という話し合いを、先月からしており、NHKも職員帯同する約束をしてくれましたが、言った私も職員さんも色々と多忙のため、なかなか現場帯同の日程が調整つきません。来期に期待しよう。

追記:
高知県労連が「いのちと健康を守る全国センター」の求めに応じて、本組合の活動について寄稿して頂きました。
高知県労連ホームページの「方針」コーナーの→「2017年の方針・政策」にも掲載しています。
↓   ↓
http://kochikenroren.littlestar.jp/housin/houshin.html

43 定期大会(県労連)

平成29年9月3日
本日、高知県労連定期大会に本組合から委員長以下2名が参加してきました。最初に全労連副議長長尾ゆり氏、衆議院1区予定候補松本顕治氏が来賓として挨拶されました。その他にも高知県知事尾崎正直氏、高知市長岡崎誠也氏、愛媛地方労働組合連合会、香川労働組合総連合、徳島労働組合総連合などの代表者からメッセージがありました。次に労働組合2017年度運動方針、予算、衆議院選挙、人事、抱えている労働問題などについて、各労働組合の代議員、代表者など合計77名で討論が行われました。

今回の定期大会において、本組合にも討論の機会を頂きました。9月1日の組合集会など、今日まで組合員の意見要望を取りまとめた内容を、壇上にて報告致しました。

(本組合からの発言全文)
高知県労連田口委員長がいつも話題にされる近江商人の活動理念、売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よしに加え、働き方よしの四方よしの精神を常に意識しながら、私たちNHKよさこい労連組合員は仕事に、そして労働組合活動に励んでいます。

私たちはNHKの営業業務委託を通じて、日々視聴者から受信料を預かる仕事をしています。昨今、その受信料をNHKが私利私欲に走らず、視聴者に還元できているのか?と問えば、首をかしげる様な事が世間を騒がしています。NHKがネット同時配信を制限している法律を改正し、民放にも参入を促す、要するにテレビのない家庭からも、受信料を徴収しようとするNHKの思惑が報道されました。

近年、若者のテレビ離れ、世帯増加の鈍化、人口減少などに対して、受信料収入の維持増加を図る施策と思いますが、ここに国民の意見が反映されているようには思えず、「NHKが暴走している。」という印象を持たれています。

そんな国民の空気を察してか、高市総務大臣は「視聴者に利益を還元するという観点がない」と、NHKの姿勢に対し、待ったをかけました。NHKは営利を目的とせず、国家の統制からも自立して、公共の福祉のために行う団体であり、利益や私利私欲を最優先とする団体ではないということです。

受信料業務の最前線で働く私たち組合の考えとしては、ネット同時配信による受信料徴収に対して、視聴者に説明し、納得してもらうためには、もう少し見直しが必要ではないかと考えています。それよりもまず、高齢者、低所得者、障害者に対する受信料の減額、制度の再調整、有益な放送、視聴者の皆様が納得できる給与体系、世間の手本となる働かせ方、すなわち売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よしに加え、働き方よしの四方よしの精神を重んじた運営を、NHKに対して要求していきたいと考えています。

それでは本組合の組織拡大、契約継続雇用安定のために取り組んでいる活動の近況報告をさせてもらいます。まず、私たちの組合を知ってもらう為に、ホームページを開設し、不定期に情宣を発信しています。

さらに、NHK高知放送局に来局される方、NHKで働く方に、掲示板を通じて私たちの存在、活動内容を知ってもらいたいと考えていますが、私たちの労働組合掲示板は、正規職員で組織された労働組合、日本放送協会労働組合(以下日放労)掲示板と同じ場所にありません。日放労掲示板は一般の来局者、NHKで働く方など、誰もが閲覧できる場所に設置されていますが、私たちの組合掲示板はNHK営業部内の暗い場所にひっそりと設置されています。故に、一般の来局者はもちろんのこと、本組合特別組合員(NHK以外の方)でさえも、許可なく立ち入ることは禁じられ、自由に閲覧できません。その為、NHK高知放送局で働く多くの方は、本組合の存在さえも知らないと思います。

秋闘、春闘団体交渉にて、日放労と同様、誰もが閲覧できる場所に本組合の掲示板を設置し、便宜供与の差別をしないでほしいと要求を続けています。しかし、NHKからは営業部内にも日放労の掲示板を設置しているので差別ではないとの回答が続いています。この件は組織拡大の取り組み以前に、便宜供与の差別に関わることですので、今後も粘り強く交渉していく考えです。

次に、働くルールの確立、契約継続、雇用を守る取り組みですが、委託者の契約継続、雇用安定、交通費、燃料費の不払い、クレームを誘発する無理難題なノルマ、パワハラ、いじめ、嫌がらせなどの問題解決のため、NHKと上記掲示板問題と同様に団体交渉を重ねています。また、団体交渉の際には、高知県労連田口委員長にたびたび同席して頂いています。

NHKが受信料業務を民間外部法人企業に委託する方針に転換してから、5,800人いた個人委託の地域スタッフは、ここ数年で4,400人、3,300人、2,700人、2,100人、1,700人、そして現在は1400人まで減少し、次々と個人委託者が失業に追い込まれています。

この背景には、NHKの責任丸投げ、労働者団結の分散、世の格差是正の流れを危惧し、正職員と同様の業務を行っている非正規地域スタッフとの格差対象者をなくすためなど様々な思惑が見て取れます。そして、その拡大した法人の社員も会社からピンハネ、質の悪い取次手法の強要など劣悪な労働環境で従事しているとの報告があります。

個人委託者は労働法、労働契約法では労働者として扱われず、私たちを守ってくれるはずの法律がありません。常識外れのノルマを設定しても、何千人首を切っても、法でおさえることはできません。法律で保護されないというのはどれほど人間を軽く扱われるか、いまだこの差別待遇に慣れることはありません。

まとめになりますが、現在、私たちの組合は全日本受信料労働組合(以下全受労)と交流を重ねています。全受労はNHK地域スタッフの労働者性を訴え、活動を続けている労働組合です。そして、平成29年4月13日の東京地裁で労働組合法上、個人委託の地域スタッフは、労働者と認める判決を全受労は勝ち取りました。この判決で地域スタッフは労働者の地位と団体交渉の正当性が確立しました。私たちは毎日何かを忘れて生きています。しかし、痛みは決して忘れず教訓とし、未来を考えないといけません。今後も高知県労連、全受労の方々と連携を図り、労働環境改善、個人委託者を保護する法整備を要求していく考えです。
以上

(討論を終えて)
いつもながら、私たち個人委託者に対する働かせ方は、他労働組合の労働問題を圧倒するほどの内容であり、浮世離れした空気さえ感じ取れました。現在、日本の法人企業の内部留保は400兆円を超えました。しかし、それほどの貯蓄がありながらも非正規労働者、個人委託者が報われてはいません。今もなお、使い捨てのような働かせ方を強いられている労働者が存在します。

今回の議論において、労働組合、県行政が共通する思いは、県民が誇りをもって働く高知県。労働者や県民、市民を守る高知県。社会貢献や平和運動を行う高知県。魅力ある都市作り、職場作りに心がけ、取り組んでいこうという思いで一致しました。

42 一蓮托生

平成29年8月10日
本日は楽しい楽しい南国・土佐よさこい祭りです。今日ばかりは会議もさっさと終えて、自分の子どもが参加しているチームを追いかける一日でした。そんな一日でも労働相談はやってきます。ここ数ヶ月、地域スタッフ、メイト、委託所スタッフ、はたまた外部法人社員まで、本当に労働相談が多く、NHKとは毎月どころか来局日の度に労働環境の改善を求め、話し合いを続けてきました。しかし、一向に改善の兆しがありません。

最近集金を専門とするメイト委託者の方々から組合にこんな労働相談がありました。対策率(稼働時間)の低い委託者は交付区域を削減しますとNHK職員から説明があったようです。また、これは高知県のみならず、全国で取り組む新しいルールなのだそうだ。だから、交付区域を取られないように対策率を増やせとの指示があったそうな。本当ですかね?と首をかしげる話しですが、事実ならば、交付区域を取られることは、賃金の減額を意味しますのでメイト委託者にとっては看過できないことでしょう。

『ああ、そうですか。交付区域を取られないように頑張らないとね。』とメイトの組合員に伝えたいところですが、そもそも委託契約書や実施要領にそういったルールが記載されているのか?または今後記載されるのか?メイトの方々には、NHK職員と業務委託契約に基づいた働き方について、誤解のないよう、よくよく話し合うよう指示しております。それでもなお埒が明かない場合、組合が組合員を守るため、団体交渉する必要があります。また、過去にこのような事例はありませんので、直接東京のNHKに問い合わせることや、公正取引委員会などへ出向き、下請事業者に対して適正な取り扱いなのか確認する必要があるかもしれません。

対策率を高めるためには、本人のやる気の問題もありますが、それ以前に地域スタッフやメイトなどの委託者は、マイカー使用の上、営業現場までの交通費(現場自治体の手前30km未満)、車両償却費、燃料費などの外商活動経費をNHKから支給されず、年金、医療保険、対人対物事故の損害賠償なども自己負担で業務を請け負っています。おそらく、営業部以外のNHK職員はほとんど知らないことでしょうが、メイト委託者は事務費15万前後でこのような労働条件で働いています。経費を差し引いた実質収入で家族を養えるのでしょうか?

まあそんなこんなで今後もNHKとの意見交換、団体交渉もあるでしょうが、話し合いをした結果、過去に例のない過重なノルマの設定や、突然賃下げに関わる労働条件変更などは、下請法禁止行為にある、報復措置のような下請けいじめ、パワハラ行為です。厳に慎んでほしいと切に願います。

41 信賞必罰

平成29年7月1日
本日はNHKとの全体会議、本組合と協会との意見交換、組合集会、そして労働組合活動外ですが、明日高知市で行われる第29回浦戸湾・七河川一斉清掃の準備など、何かとバタバタした一日でした。

今回の全体会議では、受信料業務不正行為の撲滅に向けて、禁止事項の周知徹底の説明がありました。その後、本組合役員3名とNHK高知放送局営業部長、協会窓口担当者2名で意見交換会をしました。今年2月に某週刊誌で取りざたされたような衛星受信料詐欺行為については、不正の撲滅に向けて、有効な防止策を設けていこうという意見でまとまりました。

今回の受信料業務不正行為については、不正行為に手を染めた委託者、業者に関しては厳しい処分が下されています。本組合においても上記のような行為を行った場合は、除名処分となります。また、そのような類似行為を行う者に対しても、組合員として受け入れる考えはありません。例え、業績不振に陥り、特別指導や業務委託解約に追い込まれても、視聴者、何よりも自分自身を裏切る真似だけはしないでくださいと今後も周知徹底していく方針です。

厳しい言葉を並べてしまいましたが、本組合は、例え業績不振で業務委託が解約になっても、本人が希望するならば、解約後も組合員として在籍できる労働組合です。また、本人や家族のもしもの交通事故、病気に備えた共済も継続して加入できます。自分自身の信念を大事とし、視聴者から信頼される業務をこれからも続けていきましょう。

追記:
 組合員各位
 来月はよさこい祭り開催月のため、組合集会はお休みになります。

40 目出鯛日

平成29年5月2日
昨日は労働者の国際的祝日であるMay Day、第88回高知県中央メーデーが高知市中央公園で開催されました。12産別、本組合を含む45団体が参加しました。高知県労連田口委員長、衆議院選挙高知1区予定候補者の松本顕治氏の挨拶から始まり、高知県知事、高知市長のメッセージもありました。

今回、労働組合活動を行う上で、看過できない共謀罪法案。県労連田口委員長は廃案を求め強く宣言しました。「共謀罪法案の狙いは政策に異を唱える団体や個人を罰するものだ。」
何故、本組合も労働組合を結成したかといえば、単純に切羽詰まった現状を打破しようとする目的だからです。自由にものを言う人々が萎縮してしまえば、健全な民主主義が機能しなくなると危惧します。

メーデー後はその足でNHKに出向き会議に出席、午後からは、組合集会を開き春闘の報告をしました。集会では業務委託メイト定年制度問題が議題の中心になりました。委託者本人が他の者(70歳以下、例えば息子)に再委託できる契約である以上、体力的な問題での契約継続打ち切りに対しては異を唱えざるを得ません。協議の結果、春闘はまだ収束も妥結もできないとNHKに連絡しました。

本日のメーデー、集会に参加して頂いた組合員各位お疲れさまです。また、高知県労連役員各位、参加組織の皆さま、本日はメーデーに参加させて頂きありがとうございました。本来メーデーは五月祭を意味し、この日は労使双方が休戦し、共に祝うのが慣習だったそうです。来年はメーデー後、たまにはビール飲みながらゆっくりしたいですね。

39 春闘其弐

平成29年4月21日
4月20日(木)、NHK高知放送局内会議室にて、今次春闘における2回目の団体交渉を行いました。出席者は、本組合役員以下3名、高知県労連から執行委員長、NHKからは高知放送局営業部長以下2名でした。今回の団体交渉も秋闘に続き、高知県労連田口執行委員長に参加して頂きました。いつも多大なるご支援をいただき、ありがとうございます。

今回、再考を要求した内容は、委託者への交通費実費請求、メイト・委託所スタッフへの健康診断実施、メイトの定年制度、悪質な取次を行った法人への指導の4項目です。結果を申しますと、今回も納得できる回答は得られませんでした。

交通費については、県労連委員長からも「交通経費30㎞未満は委託者負担の基準が不合理である。天下のNHKこそ率先して労働環境の改善に努めるべきではないか?良き企業モデルを構築し、視聴者に示してほしい。」との進言がありました。
県労連委員長の進言の通り、交通経費は委託者が義務を遂行するための経費であり、報酬ではありません。よって今後も改善要求を続けていく考えです。

メイト・委託所スタッフに対する健康診断実施、健診費用の協会負担についても見送られました。労働者に対する健康診断は、労働安全衛生法で「事業者は、労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、医師による健康診断を行なわなければならない。」と義務付けられています。しかし、業務委託者は労働法の適用外であることから、事業者側が実施する義務はありません。
現在、同じ業務委託の地域スタッフの健康診断は、NHKが実施し、健診費用もNHKが負担をしています。メイト、委託所スタッフも細かい役割は違いますが、「知識・技能」「責任」「負担」「労働環境」など『同一価値』のある仕事です。彼らに対しても同じ処遇にするべきではないでしょうか?

営業業務委託者は、バイクを用いた仕事のため、排気ガス、車との接触など、日々、健康被害、危険と隣り合わせの職種です。賃金のベースアップはもちろん、労働者を守るための労働環境の整備を今後も要求していく必要があると考えます。今年度の春闘交渉はこれ以上話し合いを続けても平行線のようですので、一旦交渉は打ち切ります。組合員には5月の集会にて詳しく近況を報告したいと思います。

追記:4月13日(木)、東京地裁でNHK地域スタッフは労働組合法上、労働者との判決がありました。これは、全日本放送受信料労働組合の皆さんが長い間尽力した成果です。この場をお借りして、本組合から感謝を申し上げます。

38 春闘開始

平成29年4月10日
4月9日、NHK高知放送局内会議室にて、春闘団交が始まりました。出席者は、本組合役員以下3名が参加しました。後日談になりますが、休職中だった副委員長が4月から本格的に業務復帰され、春闘団体交渉にも出席して頂きました。しばらくは無理をなさらず徐々に業務、組合活動に従事してもらえたらと思います。

今回、本組合と全日本放送受信料労働組合との間で作成した統一地域スタッフ処遇改善要求、その他合計18項目の要求書を提出しました。文書回答、及び具体的な理由を口頭にて回答を求めました。

まず、地域スタッフの賃金(事務費)については同一成果を上げた場合、2%のベースアップにつながるという回答がありました。私達が提出した統一要求通りではありませんが、一歩前進ではないでしょうか。メイトの賃金については何ら改善がありませんでした。高知県で働くメイトの実質賃金は、経費を差し引くと高知県の時給最低賃金715円を下回っていると思われます。メイトの賃上げ却下の理由は、営業経費の削減とのことです。

業務改善要求についても要求通りの回答はありませんでした。NHKは、27-29年度の3か年計画通り、外部法人を更に拡大し、地域スタッフは今年度1700人から1400人に削減する方針との回答がありました。地域スタッフは、引き続き厳しい労働環境、条件で働かねばなりません。全ては、国民に約束した受信料収入確保のためであり、そのための効率的な営業手法とのことです。

今回も協会にはいくつかの要求項目に対し、今一度再考し、再回答をお願いすることになりました。地域スタッフ最大組織労組は早々に妥結しているようですが、本組合は収束、妥結はもう少し先になりそうです。第2回春闘団交(4月下旬頃)には高知県労連執行委員長も団体交渉に参加される予定です。

37 春闘要求

平成29年3月16日
昨日、NHKに春闘要求書を提出しました。今回は全日本放送受信料労働組合と会合や連絡を重ね、双方組合の意見を取りまとめ、地域スタッフ処遇改善要求書を統一しました。労働組合の方向性は多少違えども合同、賛同、協同できたことは嬉しく思います。

要求内容としては、◎基本額のベースアップ、委託者の必要経費請求、◎5年以上、協会の仕事に関った個人委託者が、協会との直接雇用を希望した場合、労働法、労働基準法などが適用される雇用契約の新設(但し、60歳以上はこれまで通り業務委託契約)、◎パワハラ、いじめを未然に防ぐ体制づくり、◎悪質な取次、運営を行う法人の排除、◎年金年齢引き上げ案に伴うメイトの定年の廃止、若しくは75歳に引き上げなど処遇、業務、安全衛生、その他合計18項目の要求になりました。

組合員、並びに同じ仕事に従事する方々の懸命に尽くした想い、願い、祈りはNHKにしっかり届けました。委託者、非正規社員の雇用調整が貧困問題に直結し、少数の正規社員は過重労働強いられる雇用体形は、極めてバランスが悪く是正する必要があると思います。神経症的競争にとらわれすぎず、不必要に敵対意識をもたず、バランスを保った雇用体形の実現を目指したいものです。

36 三拝九拝

平成29年2月19日
本日、高知県労連第31回中央委員会が開催されました。本組合から中央委員1名、オブザーバー1名が参加。高知県労連加盟組合の役員、次期衆議院議員立候補者の方々と2017年度春闘方針(案)、総選挙方針(案)など議論しました。

今日はそもそも参加していいのか正直悩みました。というのも、現在NHKでは、次から次へと不祥事が明るみになっています。残業手当不正受給、受信料横領、タクシーチケット不正、弁護士脅迫、強姦致傷。また先日も、某週刊誌に社員自ら内部告白した九州地方法人会社の集団衛星受信契約詐欺など、公共放送への信頼を損ねる事件が立て続けに取りざたされています。恥ずかしい、情けない、申し訳ないという気持ちで終始控えめでの参加でした。

高知県労連17年春闘の基本要求の中には、個人委託者の不合理な契約について、労働者の権利を守る立場での法整備を推進するという文言が盛り込まれています。少しずつではありますが、個人委託者の声が県や国に届こうとしています。県労連に加盟して早や1年になりますが本当に感謝しています。今後ともよろしくお願いします。

追記・本組合に加入している地域スタッフ、メイト、委託所、外部法人社員の組合員各位にこの場を借りてお伝えしておきます。上記の不良法人会社のような、明らかに衛星設備もない世帯から故意に衛星契約を結ばせる手口(通称・ブッ込み)を行った場合、その者は本組合から除名など何らかの処分を下すべきと執行部は考えています。次回の集会では、この件について慎重に協議したいと思います。本組合員各位、今後も善管注意義務をもって事務処理に努めて下さい。

35 関西共闘

平成29年2月11日
昨日、神戸で開催された全受労関西共闘役員会議に招待され、本組合から委員長、書記長、オブザーバー3名が参加してきました。また、全受労さんからは全受労中央書記長、中央副委員長、関西共闘事務局長、全受労関西地区の各支部役員の方々が出席されていました。私達を温かく迎えてくださりありがとうございました。この場を借りて感謝申し上げます。

今回の会議では春闘要求(案)などについて意見交換をしました。地域スタッフ、メイトの処遇改善などについては、双方とも類似する点が多々あり、統一要求として作成していこうとの意見でまとまりました。賃金以外についても色々議論がありました。メイトの原則70歳定年制度。委任契約の特性が強い業務に関わらず必要経費(対策地域までの乗車賃30キロ未満ガソリン代、車両整備台、通信料など)の未払い。善管注意義務を全うしてもノルマの到達が十分でなければ契約解除。雇用、委任、請負の特性を都合よく盛り込んだ混合契約は第3者から偽装請負と疑われても仕方がないと思います。

私達は実力主義や排他主義を全て否定しているわけではありません。利益を確保するための采配は必要です。ただ、やり過ぎ、いき過ぎ、切り過ぎは互いに恨みを増幅させるばかりでよくありません。そしてNHKは共存共栄、公平な配分、調和の理念を正義と位置付けています。ならば、十年、重責、充分辛い思いをし、NHKの利益に貢献してきた非正規の方々に対しても、幸せに暮らせる方向に導くことこそNHKの果たすべき正義ではないでしょうか。私達は十に辛いと書いて幸せになるような雇用形態を望んでいます。そういう普通の幸せを求めて過去の私達はNHKに履歴書を送ったと思います。私達は今後も全受労関西共闘さんらと連携、連関、連続して労働環境、格差改善のため、NHKと話し合っていく考えです。

最後に。小を切って大を残す手法が増えた世知辛い世の中で、関西共闘さんの大が小を助ける理念は、人として崇高で勇気ある考えだと思います。労働組合の本来あるべき姿だなと勉強になりました。またお会いする日まで皆様お元気で。

34 対応継続

平成29年1月23日
NHKとの秋闘団体交渉はひとまず終わりました。今回、私達の想いに対して真摯に対応して頂いたNHK職員の方々、私達と同じような想いで強く主張して頂いた高知県労連田口委員長、この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

今回の交渉内容は、仕事を履行する上での使った費用の請求と便宜供与の公平な取り扱いなどです。結論から言えば全部却下です。NHKは鉄血にして、鉄壁であり、鉄の掟を変えることは容易ではありませんでした。

今回、結果としては組合員の希望に添える回答ではありませんが、高知県労連委員長が直々に団体交渉に参加頂いたことなど、本組合にとって得るものは大きかったと思います。次は春闘です。他労働組合とも話し合い、世の中の賃上げと格差是正の流れを大事とした要求を作成したいと思います。

33 新春旗開

平成29年1月6日
本日は、高知県労連の旗開きに委員長以下3名が参加してきました。加盟組合の執行役員、次期衆議院議員立候補者、県会議員、マスコミ関係者など大勢の方々が来場されました。

初めに琴と尺八の演奏による開会行事があり、NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌である「365日の紙飛行機」を演奏してくれました。自然と参加者の方々が歌を口ずさみ、個人的にとても嬉しかったです。

主催者挨拶、来賓挨拶の中で共感する内容がいくつかありました。労働条件の悪い非正規労働者の増加、人口減少、貧困問題に果敢に取り組み、高知県の若者に魅力ある仕事を創出する必要があると述べられました。普通の人が普通に幸せに暮らせる雇用形態にすることが課題と思います。

旗開きに参加し、年金組合の方や議員さんと意見交換でき、本組合にとっても収穫ある一日であったと思います。

32 新年挨拶

平成29年1月2日
新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は「申年騒ぐ」という格言通り、イギリスのEU離脱、米大統領選トランプ氏勝利と大方の予想を覆す荒い一年でした。又、本組合にとっても、組合の方向性が根本から変わった一年でもありました。

2017年から、上田良一氏がNHK新会長に選出され、これまでの運営方針とは違った方向性が予想されます。新会長には、日本の格差、貧困の深刻度合いに目を向け、地方で働く私達も安心して働ける運営をしてもらえればと思います。

相場の世界の格言では、申年同様、酉年も変動の年になるそうです。NHKで働く方々、特に非正規と呼ばれる方々の労働環境が良き方向に変わるよう、本組合はNHKと話し合いを続けていく所存です。組合員の皆さんにおかれましてもご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。

31 年末挨拶

平成28年12月30日
組合員、NHK職員、県労連関係の皆様、この1年間ご指導、ご協力、誠にありがとうございました。おかげさまで、仕事も組合活動も無事1年の終わりを迎えることができました。しかし、組合員の中で、現在も入院中の方など休職された方々がおられます。改めて現状のNHK営業業務の過酷さを認識する1年でもありました。休職中の方々には引き続き復帰支援をしていく所存です。

来年は早々に、本組合集会、県労連旗開き、継続中の秋闘団体交渉など控えています。秋闘というかとうとう冬闘になってしまいました。変な日本語ですね。来年も組合員にとっていい意味で都合よく組合を利用してもらい、気分よく仕事に専念できるよう後方支援していきたいと思います。又、引き続きセミナーなどに参加し、様々な労働者の多角的な意見を参考にして、NHKとの話し合いに活かしていきたいと思います。何卒、本年同様のご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えください。

30 会長選任

平成28年12月9日
12月6日、NHK経営委員で元三菱商事副社長の上田良一氏が次期NHK会長に選出されました。籾井会長、3年間の重責ご苦労様でした。退任後はゆっくり静養なさってください。

現在、NHKの総資産は1兆円を突破し、衛星契約は2千万件に達しました。しかし、ここ数年、NHKは法人委託拡大の方針へと転換し、個人委託の地域スタッフは不遇の時代をむかえています。達成困難なノルマを強いられ、未達成の者から次々とリリースされています。そして今日までに、約4千人、7割程の地域スタッフがリリースされました。彼ら地域スタッフは、順風な時も、不祥事による危機的状況な時もNHKを支え、NHKで働く労働者の生活を守り、何より視聴者とのふれあいを大切にしてきた人達でした。何故なんでしょう?本当に、何故彼らは長年の功労に報われることなくリリースされてしまったのでしょう?

先人の地域スタッフが去り、新たに台頭した法人委託との関係を語れば、共存共栄と弱肉強食の相反する考えであり、当然良き関係ではないことは言うまでもないかと思います。何でもありの気構えでその法人委託は他県からやってきます。リアルな「バトルロワイアル」、文字通りつぶし合いの毎日でした。その結果、双方ともトッププレイヤーのみが生き残り、普通の能力の人でも淘汰される世界になりました。本当に醜く、虚しく、孤独な世界です。そうは語る自分自身も何ものに化してしまったのだろうと自問自答する今日この頃です。

業績至上主義と民事裁判の効果によってNHKの受信料収入は確かに過去最高になりました。しかし、視聴者からの信頼やNHKで働く方々の労働環境の向上はどうでしょうか?少なくとも営業最前線で働く委託者、労働者の雇用安定や労働環境の向上にはつながってはいません。新しい会長にお願いしたいことは、共存共栄、配分的正義、全体の利益、人権相互の衝突を調整する公平の原理を重視してもらえればと思います。視聴者とのふれあいによって信用を築き、良き人たちと共に仕事をし、ただの人に戻りたい。ただそれだけです。

29 秋闘開始

平成28年12月4日
12月1日、NHK高知放送局内会議室にて、秋闘が始まりました。出席者は、本組合役員以下3名、高知県労連から執行委員長、NHKからは高知放送局営業部長以下3名が参加しました。

先ずは、高知県労連執行委員長が団体交渉に参加して頂いたこと。協会が高知県労連役員の同席を認めて頂いたこと。ご理解とご協力、この場を借りてお礼申し上げます。

今回、本組合から6項目の要求書を提出し、文書にて回答を求めました。正直、全て要求に応えることができないという回答を予想していましたが、1項目だけ本組合の要求が認められ、一歩前進できたことを素直に嬉しく思っています。しかし、日放労と同じ場所への掲示板の設置や委託者が立て替えた必要経費の請求などの回答については、断るにしても合理性に欠ける理由でした。特に、複数組合に対する便宜供与の差別は許されず、最高裁で結審していますが、使用者は複数組合に対し、全ての場面で中立保持するよう義務付けられています。

今回の交渉で、協会には本組合の性格、傾向、運動路線、組合員資格など十分説明をしました。協会にはいくつかの要求項目に対し、今一度再考し、再度回答をお願いしています。よって収束はもう少し先になったことを申し添えます。

28 秋闘準備

平成28年11月27日
先に皆様にお伝えすることがあります。12月1日(木)開催予定の秋闘準備中に、副執行委員長が体調を崩され、少しの間休職することになりました。副執行委員長はNHK委託業務を23年間、真面目に務めてきたベテランです。これまで仕事の傍ら、委託契約者への過重なノルマ見直しなど、NHK職員に魂を込めた話し合いを続けた結果、無理が重なってしまいました。副執行委員長は秋闘団体交渉を心待ちにしていましたが、まずは一日も早く復帰できるよう、治療に専念してもらえればと思います。代役には、NHK委託業務を25年以上務める組合員が団体交渉に参加してくれることになり、また高知県労連役員が交渉の席についてくれることになりました。この場を借りてご協力、感謝申し上げます。

副執行委員長休職の件で少しバタバタし、報告が遅くなってしまいましたが、11月20日(日)高知城ホールにて開催された第4回四国地本未来講座に本組合員が参加してきました。主催は郵政産業労働者ユニオン、司会は高知県労連執行委員長が行い、政局、労働組合活動、日本郵政の雇用形態などの提起、質疑討論がありました。

『日本郵政で働く非正規の方は、業務にかかる乗車賃は自己負担ですか?』と本組合員が質問したそうですが、回答は言うまでもないかと思います。本組合がNHKに提出した要求項目の一つには、必要経費の請求があります。受託者側が立て替えた経費をしっかりNHKに請求する必要があると改めて考えさせられました。

27 要求提出

平成28年11月11日
NHK高知放送局にて、執行委員会でまとめた要求内容を説明した後、協会に要求書を提出しました。

協会からはNHK高知放送局営業部長、組合窓口担当者が出席、本組合からは執行委員長、副執行委員長、書記長が出席しました。要求に対する回答は10日から20日後をめどに、協会と本組合との間で好適日を調整したのち、文書をもって回答を示されるよう、申し入れました。

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