全受労勝訴!NHK上告断念!名古屋不当労働行為

6月1日、NHK高知放送局内会議室にて、第4回臨時大会が開催されました。

議案審議の前に、全日本放送受信料労働組合(以下全受労)とNHKとの間で生じた団交拒否(名古屋不当労働行為)事件高裁判決の報告をしました。5月15日、東京高裁はNHKを不当労働行為と認定。その後、NHKは上告を断念し、組合側の勝訴が確定しました。昨年の最高裁勝訴に続き、全受労の皆様、本当にご苦労様でした。

さて、時系列を臨時大会に戻します。案件については、下記内容をご参照ください。

審議事項
第1号議案 春闘会計、経過報告
第2号議案 組合費値下げ案
第3号議案 欠員のため役員改選、補充
第4号議案 その他

〇第1号議案
春闘会計報告、並びに経過報告をしました。全受労との処遇改善統一要求については、収束および妥結する方向となりました。

次に、よさこいのみの改善要求について。NHKメイト定年、健康診断、NHK地域スタッフへの過重ノルマ、他労組との便宜供与差別に対するNHKの回答は、不安定、不公平、不公正につながり、到底納得できうる内容ではありませんでした。故に、収束および妥結しない判断となりました。臨時大会後、その旨をNHKに通告しました。

また今日まで、NHKが本組合と他労組との便宜供与を差別してきた問題に関し、労働委員会に申し立てに行く選択も承認されました。ただし、6月17日にNHKと労働協約作成に向けての協議会がありますので、今後の着地点によって、その判断をします。

余談になりますが、労働協約には賃金、時間、待遇などの「規範的部分」と、労働組合と使用者の関係を定めた「債務的部分」があります。6月17日から始まるNHKとの話し合いは「債務的部分」になります。

具体的な「債務的部分」とは、非組合員の範囲、チェックオフ、便宜供与(組合事務所・掲示板など)、労使協議制、団交ルール、平和条項、争議行為など、活動や団交など労使間の約束事を定める部分です。

〇第2号議案
値下げ後も、十分運営できる予算であると説明。組合員の多数決を加味し、NHK関連組合員(年収300万以上)の組合費値下げが決定しました。また、黒潮互助会についても、共済に関わった担当行動費を廃止しました。

〇第3号議案
規約第15条に基づき改選、補充をしました。新役員は以下の通りです。
執行委員長  坂嵜 
副執行委員長 元吉 
書記長    中尾

〇第4号議案
●全受労中央定期大会の参加
全受労中央定期大会への招待がありました。協議により、本組合から3名参加する予定です。
●特別組合員名称変更
特別組合員→一般組合員に名称変更しました。

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